12歳以下の子供へのワクチン接種や、2回接種をした方への追加の接種、いわゆるブースター接種が始まろうとしています。その一方で新規感染者は非常に少ない状態が続いており、「コロナは収束したのではないか?」という声も出始めています。

コロナの収束、そしてブースター接種や子供の接種について考えてみたいと思います。

目次

コロナウイルスは自滅した?

弱毒型ウイルスは消えない

新規感染者(正確にはPCR陽性者)が減り続けています。
ピーク時は一日25000人以上だったのが、最近は100人程度になり、「コロナは終わったのではないか」と言う人もいます。
また、変異する中でウイルスが自滅したという説を唱える専門家もいますが、どうでしょうか?

猛威を奮ったウイルスが、消えてしまった例も過去にあります。
天然痘などがそうで、近年ではSARSも消えていきました。
しかし、消えてゆくのは致死率の高い強毒型のウイルスで、新型コロナのような致死率0.1%未満の弱毒型のウイルスは消えないと多くのウイルス学の専門家は言います。
弱毒型のウイルスは変異するたびに毒性が弱まり、人類と共存してゆくというのです。

ワクチンは感染を防止するか?

ではなぜ、日本ではこんなにも感染者が少なくなったのでしょうか?

ワクチンの効果だ、という声も聞かれますがどうでしょうか?

世界に目を向けると、日本に先駆けてワクチン接種を進めた国々では、一時期感染者数がかなり減少しましたが、その後再び増加している国が多く見られます。

80%の接種率を誇るイスラエルでは、爆発的に感染者が増えたために3回目の接種を行う状況に追い込まれています。

また、ドイツでは感染者の激増のために例年華やかに行われるクリスマスマーケットを中止する州があるといいます。

一方で、接種率は数%以下なのに感染者がほとんど出ていない国もたくさんあり、ワクチンの感染防止効果は疑わしいと考えるのが妥当だと思われます。

感染は勝手に増えて勝手に減る

日本ではこれまで第1波から5波までの感染のピークが110日周期で到来して来ました。

しかし、政府の対策と関係なく110日周期で感染の波が訪れていることや、

今年1月の緊急事態宣言では、発令前にすでに感染が減り始めていたことなどを考え合わせると、感染は自粛とは無関係に増えるときには増え、減る時に減るという自然のサイクルがあると考えるのが妥当です

これは例年多くの感染者を出したインフルエンザでも一緒で、症状の出ない不顕性感染を含め、2ヶ月位かけて多くの人に感染が広がり、それらの人が免疫を持つことで感染が収束するという感染症の自然のサイクルがあるのです。

第5波のピークが8月末だったので、これまでの流れでゆくと12月後半に次のピークが来る可能性もあり、そろそろ感染が増加に転じるかもしれません。

そうならず、12月後半になっても感染者が少ない場合、日本のコロナウイルスが、現在のPCR検査の設定では検出できない遺伝子配列に変異した可能性もあります。

ウイルスには30万塩基の遺伝子配列があり、PCR検査はそのうちたった0.3%の遺伝子配列に合致しているかどうかを調べる検査ですので、その部分の遺伝子が変異すると検出できなくなるからです。

マスコミが作り出した人災

不安をあおる情報はシャットアウト

イツやイスラエルのように、日本で再び感染者が増えたらどうしたらよいのでしょうか?

マスコミは大騒ぎを始め、政府も緊急事態宣言を出すかもしれません。

日常生活や経済活動は大きく制限されることでしょう。

そのような意味で、第6波は来てほしくないと思いますが、ウイルスはさらに弱毒化していると予想されますので恐れる必要は全く無いと私は考えます。

テレビや新聞を遠ざけ、不安を煽るような情報はシャットアウトして普通に日常生活を送るのが良いと思います。

それは、新型コロナはマスコミなどが人為的に恐怖をあおった結果作り出された人災のような騒動で、

ウイルスそのものは恐れるに足りない弱毒型のウイルスだからです。

自然免疫で対抗できるウイルス

コロナに限らず伝染病は国や地域により大きく危険度が異なります。

日本では「感染爆発」とマスコミが煽り立てたときでも、人口あたりの感染者や死者が欧米の数十分の1という僅かな数に過ぎませんでした。

経済学者の高橋洋一さんが「コロナはさざ波」と発言してバッシングを受けましたが、客観的な数字から見ると日本のコロナはまさに「さざ波」であったと言えます。

これは、日本にはコロナ型の風邪のウイルスが4種類ほど土着ウイルスとして存在しているために、ほとんどの人がもともと持っていた自然免疫で新型コロナに対抗できたからだと思われます。

本当の死者数

死者数について言えば、現在までに18000人ほどの方が亡くなったことになっていますが、その大多数が病院や介護施設等で寝たきりの状態であった方で、

仮にコロナにかからなかったとしても、持病の悪化や老衰、肺炎球菌やインフルエンザなどの感染症でいつ命を落としても不思議ではなかった方々です。

さらに、この18000人という死者数は大幅に水増しされたものであることもわかっています。

10月に、「東京都で初めての10代の死者が出た」というニュースが流れました。

ところがこの方は事故で亡くなっており、発熱や咳などの症状はなにもなく、死後に搬送された病院でPCR検査を実施して陽性が判明したというのです。

この方は明らかにコロナの死者ではなく事故死です。

ですが、「死亡原因のいかんに関わらずPCR検査が陽性であればコロナの死者とする」という厚労省の方針に従ってコロナの死者にカウントされているのです。

実は18000人のコロナ死亡者の大半はこのような方々です。

亡くなったあとのPCR検査により陽性となった方々で、直接の死因は持病の悪化などコロナとは関係のないものなのです。

病院や介護施設に入所していない人、つまり自宅で生活していた人がコロナに感染し肺炎になり死亡したという例は全体の一握りに過ぎません。

マスコミは、この一握りの例を大々的に取り上げることで視聴率を伸ばしのたのですが、

過剰に煽られた恐怖心により日本人の経済活動や日常生活は大いに制限され、自粛という名目で人々を自宅に閉じ込めたことにより国民の肉体的、精神的な健康を大いに損なわれたと私は思います。

さて、若干長くなったので続きは次回にいたします。

「さざ波」程度の感染の広がりでなぜ医療崩壊が騒がれたのか、

日本人の78%が接種したコロナワクチンはどのようなものだったのか、

子供の接種や3回目の接種をどうしたらよいのかについて書かせていただこうと思います。