注目キーワード
  1. 腰痛
  2. 自律神経
  3. 肩こり

朝ウォーキングのすすめ

世の中には健康法があふれています。
しかし、効果のないもの、逆効果なものもたくさんあり、一斉を風靡したのに消えてゆくものもあります。

例えば20年ほど前に「1日30品目の食品を食べる」という健康法が話題になり、厚労省のホームページでも推奨されていました。
覚えていますか?

しかし、1日30品目も食べるのはかなり大変で栄養士さんでも難しく、しかも数多く食べれば栄養バランスが取れるとも限りません。
いつの間にか厚労省のホームページからも削除され話題に上らなくなりました。

このように様々な健康法が現れては消えてゆきますが、数多くの健康法の中でもこれは間違いなく健康に良いというものもいくつかあります。
今日は、その中の一つである朝のウォーキングについてご紹介します。

ほぼすべての人におすすめの健康法

精神科医の樺沢紫苑さんという方がいます。
数多くの著書がありyoutubeでも活躍している有名な方です。
この方が、数多くの健康法の中から一つだけ選ぶとしたらこれだ、と言っているのが朝のウォーキングです。

健康法の多くは合う人と合わない人がいるのですが、朝のウォーキングはほとんどすべての方におすすめできる健康法で、
自律神経の安定効果が大きいのでストレスを抱えている人、頭脳労働者、更年期の方などには特におすすめできます。

朝のウォーキングの良いところは

  1. セロトニンが分泌され爽やかな気分になる
  2. 夜の睡眠が深くなる
  3. 胃腸の働きが良くなる
  4. 呼吸器、循環器の機能が高まる
  5. 自律神経が緊張状態からリラックス状態に変わる

などが挙げられます。

5つの健康効果

1番から順に解説してゆきますね。
セロトニンは「安心のホルモン」とも呼ばれる物質で、幸福感やリラックス、精神の落ち着きをもたらします。
うつ病の患者さんは脳内のセロトニンが不足していることも知られています。

ウォーキングのような一定のリズムの運動をすると脳にセロトニンが分泌されますが、朝の時間帯には特に分泌が多く、また日光を浴びることでも分泌されますので、晴れた日の朝はセロトニンを増やすためのゴールデンタイムと言えます。
もちろん曇りの日でも、朝以外でもウォーキングはセロトニンを分泌させますが、晴れた日の朝は特におすすめです。

私も朝なるべくウォーキングをしてから仕事に行きますが、スッキリとした気分になり集中力も高まります。

次に睡眠についてですが、朝のセロトニン分泌が増えると、夜の睡眠が深くなります。
これは、私たちを眠りにいざなうメラトニンというホルモンは、セロトニンを材料にして体中で合成されるからです。

ですから朝のウォーキングは気分を爽やかにする上に、夜の眠りも深くしてくれることで、翌朝またスッキリと起きられるという良い循環を作ってくれるのです。

そしてウォーキングには胃腸を活発に働かせる効果もあります。
腕や足がしっかり動くと胃腸の働きが活発になる仕組みが私たちの体にあるからです。

簡単な仕事のことを「朝飯前」と言いますが、昔からお百姓さんは朝ごはんの前にひと仕事する習慣がありました。
朝食前に働くと、仕事が片付くだけでなく胃腸が活発に動き朝ごはんがおいしく食べられるという一石二鳥の効果があります。
朝、食欲がないという方は少し早く起きて歩いてみてはどうでしょうか?
足だけでなく腕もしっかり動くと効果が高まりますので元気に腕を振って歩くとさらに効果的です。

また、有酸素運動であるウォーキングは心臓や肺の機能も高めてくれますが、胃腸に加えて肺や心臓の機能が高まると体力がしっかりしてきます。

そして、体力がしっかりすると緊張していた自律神経が落ち着きやすくなり、不安や焦り、怒りなどの感情に振り回されることが減ってくるのです。

体力と自律神経の関係

この、体力と自律神経の関係については意外と知られていないので少し詳しく書いておきますね。
自律神経が緊張すると、筋肉に力が入り、呼吸は早くなり、心臓の鼓動も激しくなります。
また、不安、焦り、怒りなどの感情が湧いてきて頭の中は思考でいっぱいになります。
これは、危険にすばやく対処するために体や心を緊張させている状態です。

このように自律神経の緊張状態は、危険から身を守るために必要な心身の反応ですが、四六時中この状態に心身が置かれるならば私たちは消耗して病気になってしまいます。
ですから必要があるときには自律神経が緊張し、ふだんはリラックスしていることが健康の秘訣です。

しかし、体力が落ちていると自律神経は緊張状態になりやすくなり、リラックスしづらくなるのです。

これは、猛獣から逃げるときのことを例にとるとわかりやすいと思います。
草原や森林などで猛獣に出会ったら逃げなければなりません。
体力が充実しているときには30メートル手前で猛獣に気がつけば逃げられるとします。
しかし体力が落ちていると、もっと手前の50メートルや100メートルの距離で猛獣に気付かなければ逃げ切ることができません。
ですから危険に早く気付けるように、自律神経が緊張し周囲を警戒している状態になるのです。

体調が優れないときには、あれこれと心配事が頭に浮かぶという経験をした方もいると思います。
その状態が体力が低下することで自律神経が緊張した状態なのですね。

ですから普段から心配事や嫌な考えが頭を離れないとか、
いつも緊張して肩に力が入っているという方は、
朝の ウォーキングで胃腸や肺の機能を高め体力を充実させることで、自律神経の緊張状態を緩めていってあげてほしいと思います。

このように朝のウォーキングには多くの健康効果があり、しかもお金もかからず自宅のまわりでできるおすすめの健康法です。
よかったらぜひ試してみてください。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

>診療時間外もネットから予約できます

診療時間外もネットから予約できます

こちらのボタンをクリックするとエキテンページが開きます  (診療時間内は電話にてご予約ください)

CTR IMG