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マスクは必要なのか?科学的に考える

マスクは必要なのか

柿の実が色づいてきています。秋ですね。
秋と言えば行楽のシーズンですが、行楽地に行って驚くのは爽やかな高原の空気の中でもマスクを着けている方がたくさんいることです。

テレビで相変わらずマスク着用を呼びかけていたり、あちこちのお店で着用を促す張り紙があったりマスクがすっかり日常の一部になっていますが、スーパーなどにいった時にマスクをしている人を観察すると、お店から出たらマスクを外す人もいれば、駐車場でも、車に乗り込んでもずっとマスクを付けている人もいますね。

おそらく常にマスクをつけている人は感染予防にマスクが必要だと信じている人であり、お店を出ると外してしまう人は、皆がつけているから着けるとか、必要だと思わないがお店の人が困らないように着けているという人が多いのではないでしょうか?
僕は、マスクは不要だと信じているのでどこに行っても着用しませんでしたが、最近はお店の方の気持ちも考え張り紙のある場所ではマスクをしています。

しかし健康のことを考えると、やむを得ない場合を除きなるべくマスクは外したほうが良いと思います。
また、着用する場合でも「マスクなしでは感染してしまう」と恐れているのと、「本当は必要ないのだが不安になる人のために着けてあげているんだ」と思うのでは心の余裕が違います。
そして心に余裕があるほうが健康状態も良くなりますので、マスクは本当に必要なのかということについてもう一度書いてみたいと思います。

厚労省の呼びかけ

さて、多くの方がつけているマスクですが、厚生労働省は症状のない人にはマスクの着用を呼びかけていないことをご存知でしょうか?
厚労省のホームページのコロナの予防についてのページでは「風邪の症状のある方が外出するときにはマスクを着用してください」と書かれています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kenkou-iryousoudan.html#h2_1

また、東京都医師会は都民に向けた呼びかけのなかで「せきやくしゃみをしている方はマスクの着用を・・・健康で症状のない方のマスク着用の有効性は高くない」と述べています

https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/728319/

感染しない効果はあるのか?

厚労省や東京都医師会が述べるように多くの専門家はマスクには症状のない人の感染を予防する効果はあまり期待できいないと言います。
それは、ウイルスの大きさは約0.1ミクロンなのに対しマスクの網の目の大きさは30ミクロン、つまり300倍もあるからです。
これは金属製のフェンスを張って蚊の侵入を防ごうとするようなもで、効果は非常に低いと言わざるをえません。

では、全く無意味なのかというとそうとも言えず、手にウイルスがついた状態で鼻や口の周りを触るのを防止する効果は期待できます。
ただし、うがいや手洗いによる感染防止効果はデータで裏付けられているのに対しマスクに関しては、マスクをした群としない群でほとんど感染率に差が出ないらしく、感染予防に役立つかというと、気休め程度の効果しかないというのが実情だと思われます。

マスクは効果が期待できないと言うと不安になる方もいるかもしれませんが、ウイルスは少量がのどや鼻についただけでは感染はおこりません。ウイルスの種類やからだの免疫力にもよりますが、最低でも10万個以上の数が必要です。
うがいや手洗いをすると侵入するウイルスの数を大幅に減らすことが出来ますので十分な感染防止策になるのです。

人にうつさない効果はどうか?

一方、マスクには、症状のある人が他の人にうつさない効果はあります。
それは、咳やくしゃみをした時に飛び散る唾液の粒子はウイルスの数十倍の大きさがあるためにマスクの網の目に引っかかる可能性が高いためです。

ただし、これは咳やくしゃみが出ている人はマスクをしたほうが良いということであり、なんの症状もない人までマスクをすべきだということではありません。
テレビのワイドショーなどでは「無症状の感染者も人にうつす可能性がある」と言いますが、その可能性はゼロに近いと私は考えます。
それは、毎年1000万人の患者が出るインフルエンザでも無症状の人からの感染はほとんどないと専門家は言っており、それよりはるかに患者数の少ない、つまり感染力の弱いコロナで無症状の人からの感染が起こるとは考えづらいからです。
また、無症状の人からも感染が起こるという説はドイツの医師の書いた論文を根拠にしているのですが、その論文は科学的根拠に乏しく多くの専門家も疑問を呈しているのです。
そのようなわけで国立保健医療科学院では、「無症状の人からの感染を示唆する報告もあるが、確実なことはわからない」と述べています

「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」を更新しました。

 

仮に、もし咳もくしゃみもない無症状の人からも感染するとすれば、呼気中にもウイルスが多数いることになり、マスクをしてもウイルスの飛散は防げないことになります。

つまり、もし無症状の人からうつるのであれば全員でマスクをしたとしても意味がなく、無症状の人からうつらないのなであれば咳やくしゃみをしている人以外マスクは不必要ということになるのです。
ですから科学的な根拠に基づけば、厚労省や東京都医師会の言うように症状のある人のみがマスクをする必要がある人で、なんの症状もない人はする必要がないのです。

マスクの健康に対する害

そして、以前も書いたことですが、マスクをつけることには健康上のリスクもあります。
それは、呼吸がしづらくなることで体内の二酸化炭素濃度が上がり、体力が奪われ疲労しやすくなること。そしてその結果免疫力が下がってしまうことです。
また、マスクをすると口呼吸になりやすいと言われています。
口呼吸になると空気中のウイルスや細菌、ホコリなどを直接体内に取り込んでしまうことで風邪をひきやすくなると言われています。
マスクをしていても上下左右の隙間から直接入ってくる空気もあるので、マスクで口呼吸になればかえって感染リスクが高まることにもなりかねません。
予防のためのマスクが原因で感染してしまったのでは本末転倒ですよね。

日本小児科学会は乳幼児のマスクの着用は危険であると注意を呼びかけていますが、子供にとって危険なものが大人にとって全く無害であるとは思えません。

http://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=117

そのようなわけで、やむを得ない場合を除きできるだけマスクは外して生活することをおすすめします。

ただし、真冬になり気温が下がり乾燥してきたら、マスクをすることで保温ができ、鼻や喉の乾燥を防ぐこともできますので、真冬の早朝や夜間などに外を歩くときにはマスクを着用するのもよいかと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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