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眼瞼(まぶた)の痙攣がお酒と関係していた例

私より少し年長のお酒好きな男性が来院されました。

半年くらい前からまぶたがピクピク痙攣するようになり、やがて目を完全に閉じられなくなり、片側の顔の筋肉が麻痺して頬がだらりと垂れ下がってしまったそうです。

病院に入院し点滴を受け、自分で顔のマッサージをするように指示され、少しずつ回復して3週間ほどで退院し、その後も顔のマッサージを続けほぼ以前と変わらない状態まで回復したそうです。

この方は真面目な方で、その後も毎日お顔のマッサージを続けていたそうですが、2〜3ヶ月ほど前から再びまぶたがピクピクと痙攣するようになり、最近は毎日頻繁に痙攣がおこりうっとおしくてたまらず物事に集中出来ないとおっしゃいます。

痙攣している方のまぶたは上下ともにむくんで腫れぼったく、舌にはベタッとした黄色い舌苔があります。典型的な「酒飲み」の舌です。

この方はお酒は毎日飲みますが、量はさほど多くありません。しかし休肝日を設けず毎日飲むことで徐々にお酒の害が体に出ているようです。

中医学では眼瞼痙攣の原因として、パソコンやスマホなどによる目の酷使、ストレスによる自律神経の緊張、胃腸虚弱などによる体力の消耗などを重視しています。

しかしこの方の場合はそれら典型的なものと違い、毎日のお酒が原因で体の水分代謝が滞り、まぶたにむくみが出た結果、まぶたの筋肉が正常に働けなくなり眼瞼痙攣が出ているようです。

しばらくお酒を休んでいただくようお願いし、胃腸と関係する足のツボに鍼をし体の水分代謝を整える治療をおこないました。

お酒好きな人にとって「飲むな」というのはつらいことなのですが、この方は真面目な方なのでしっかりとお酒を休んで治療に来てくれた結果、4回で痙攣はほぼ無くなり、5回目に「お酒は再開して構いませんがこれからは休肝日を設けてください」とお願いし治療を終了いたしました。

 

疲れたときにまぶたがピクピク痙攣するという経験はみなさんあるかと思いますが、多くは一時的なもので自然と治まります。

しかし、それがずっと続く場合には単にまぶたの筋肉の問題ではなく、全身的な体調の変化がまぶたに影響を与えています。

眼瞼痙攣は現代医学では原因不明とされており、内服薬やボツリヌス毒素注射などの治療をおこないますが薬の効果はあまり高くなく、ボツリヌス毒素注射も数ヶ月で効果が切れてしまい再び注射を行なう必要があります。

ひどくなるとまぶたを開けることができなくなり失明同様の状態になることもあるといいます。

眼瞼痙攣で鍼灸院に来る方はあまり多くはないので、私も治療経験が豊富にあるわけではありませんが、鍼治療はかなり良い治療効果があります。

もしあなたのまわりのそのような方がいたら教えてあげてくださいね。

それから、この方のようにご自分の症状がお酒に原因があるとは思わず、あちこちの病院や整体などに行っても治らない症状でお困りの方が多くいらっしゃいます。

「酒は百薬の長」という言葉もありますが、薬となるアルコールの量というのは意外と少なく日本酒で7勺(126cc)程度だと言われています。

残念ながら酔える量ではないですよね。

酔える量のお酒を飲んでいる方は、毎晩では体がまいってしまいます。時々休んであげてくださいね。

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