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もんでも治らない肩こり

  • 2020年10月30日
  • 2020年10月30日
  • 肩こり

日本人に一番多い病気

少し古いデータですが2,008年の厚労省の調査によると、日本人に一番多い病気は高血圧症で患者数が800万人だそうです。これはお医者さんが健康保険の請求時につけた病名を集計した数字なのでしょうが、僕はもっと患者数の多い隠れたナンバーワンの病気があると思っています。それは肩こり症です。

肩こりは非常に多くの日本人を苦しめている症状ですが、健康保険の請求ができる病名に含まれていません。つまり、病気ではないことになっているのですね。
ですが、無症状の人が大半の高血圧が病気で、つらくてしょうがない肩こりが病気でないというのは奇妙な気もします。

もっとも、病院では肩こりに有効な治療法がなく、湿布を出したり電気治療をすることぐらいしかできません。厚労省が病気に含めたくないのもよくわかります。

もんで楽になる人とならない人の違い

肩こりは、病院に行くよりもんでもらったほうが楽になるので多くの方はマッサージや整体などにいきますが、肩をもんでもらってもすぐにまたこってしまう方がたくさんいます。
あるいは、もんでもらってもほとんど楽にならないという方もいます。

では、もんで楽になる人とならない人は何が違うのでしょうか?
そして、もんでも楽にならない人はどうしたら良いのでしょうか?

私が肩こりに悩む人を治療させていただく中で気づいたのは、肩の筋肉だけに問題がある場合は肩をもむことで解消できることが多く、全身的な問題がある人に現れた肩こりは肩をもんでも取れないことが多いということです。
つまり肩こりは、全身状態の肩という一部分への現れであり、全身の状態はそのままで肩だけ楽にしようと思っても無理なのですね。

では、どのような全身状態の時に肩こりが現れるのかということについて簡単に紹介します。

  1. 自律神経の緊張による肩こり
    不安や焦り、緊張感などの感情は自律神経も緊張させ筋肉に力の入った状態を作り出します。このような状態で同じ姿勢での仕事が続いたり神経を使う仕事をすることでしつこい肩こりが生じてきます
  2. お酒、砂糖、脂質など摂りすぎによる肩こ
    お酒や甘いものなど嗜好品のとりすぎや、ご飯を食べずにおかずばかり食べる食生活により体に循環障害と炎症がおこったための肩こりです。四六時中重苦しいこりがつづくという特徴があります
  3. 体力不足による肩こり
    疲れやすい、食が細い、風邪をひきやすいなどの体力不足の症状があり、体を動かして疲れると肩がこり、ゆっくり休むと楽になります。強いマッサージを受けると疲れてしまい、かえってコリがひどくなることもあります

 

肩をもんでも取れない肩こりの7割ぐらいは、この3つのタイプのどれかに属しています。特に多いのは1の自律神経緊張型の肩こりです。

これらもんでも取れない肩こりには、全身の治療と肩への治療を組み合わせて行うと非常に効果的です。
自律神経の緊張や、体の炎症状態、あるいは体力不足などを全身的な治療で改善し、それとともに肩の筋肉をほぐす局所への治療を行います。
マッサージでも効果がありますが、鍼で治療するとより治療効果が大きくなります。

小学生の頃から数十年続いていた肩こりが治ってしまったという方もいらっしゃいますので、しつこい肩こりに悩まされている方はぜひご相談くださいね。

あなたに教えてほしいこと

もんでも取れない肩こりの3つのタイプを紹介しましたが、大半の方が自分ではどのタイプの肩こりなのか分からないと思います。
慢性的な肩こりの治療をする時、あおば治療院では予診票で食事や睡眠などの日頃の体調についてお尋ねしたあと、肩こりの症状について詳しくお話しをうかがいます。

全身的な状態と肩の症状についてうかがい、肩の筋肉をさわらせていただくとどのタイプの肩こりなのか判断することができます。

肩こりの症状については、どのあたりにどんな辛さがあるのかということをまず伺います。

一口に肩こりといってもご本人の感じるつらさは人それぞれで、張って苦しい方、重りが乗っているようにズーンとしている方、疲れたようなだるい感じの方など様々です。

それから、どんなときにつらくなり、どうすると楽になるのかについても伺います。

運動すると楽になる、温めると楽になる、湿布で冷やすと楽になるなど気付いていることがあれば教えてください

また、頭痛や吐き気、イライラ感や体のだるさなど、肩こりと一緒にでてくる症状があるのかということについてもお尋ねします。

ところで、ご自分の肩こりについて「どのあたりがどんなふうにつらいのですか?」と聞かれると答えに困ってしまう方もけっこういらっしゃいます。
肩こりについては、病院はもちろん他所の治療院でも詳しく話を聞かれることはほとんどないために「肩がこっている」以外の表現が思いつかないのかもしれません。

こりや痛みというのは言葉で表現しずらいものですが、正確に表現しようと思う必要はありませんので、あなたの感じている苦痛をあなたの言葉で伝えていただけると、よい治療を行なう上で助けになります。
もしよければ治療にいらっしゃる前に、肩のどのあたりにどんな感じの不快さがあるのか観察してみてくださいね。

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