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肩こりは日本の風土病・・?

わかってもらえない肩こりの辛さ

肩こりに悩まされている方ってすごく多いですよね

肩こりは症状自体もけっこう辛いのですが、
その辛さを周囲の人にわかってもらえないという「もう一つの辛さ」もあります。

例えば、風邪をひいて熱があれば
「仕事はいいから早く帰りなよ」と職場の仲間が言ってくれたり
「ご飯の支度はいいから寝ていなよ」と家族が言ってくれたりしますが
肩こりだとそうはいきません

「ふーん、大変だね」と言ってもらえればマシな方で
「何だ、肩こりくらいで大げさな」みたいな目でジロッと見られるなんて場合もあります

辛いのにお気の毒です(泣)

肩こりは日本にしかない?

ところでこの肩こり、日本以外の地域ではほとんど見られません

と言っても、世界中調査して歩いたわけではありませんけれど
少なくとも、英語と中国語には「肩こり」という単語自体がありません
つまり、アメリカ人も中国人も肩はこらないのです

ですから日本の鍼灸関係の医学書には肩こりについてあれこれ書かれていますが
中国の医学書には全く記載がないのです。

このことは整形外科のお医者さんなんかもけっこう知っていて
「骨格が違うからではないのか」とか
「日本人は畳で生活するから姿勢が悪くなるからではないか」
とか言われてきましたが

日本の家から和室が減り椅子やソファーで生活する人が多くなっても
肩こりが減ったようには思えません

日本に住むと肩がこる?

しかし、アメリカ人に全く肩こりがないかというと例外もあります
日本に住んでいるアメリカ人には肩のこる方がいるのです

僕のところにも肩こりの治療に来た米軍の軍人さんが2人ほどいます

御殿場には米軍の基地があります
ほとんどの米軍関係者は基地の中で生活していますが
なかには日本人の奥さんと結婚して御殿場の街に住んでいる人もいます

二人ともそういう方でした
そして、肩がこるようになったのは結婚して、御殿場の街で日本人に混じって
生活するようになってからです

これと逆の話もあります

高校生の頃から肩こりに悩まされていた30代の女性の方が
夫の仕事の都合で3年ほどヨーロッパに住むことになったのですが、
海外にいる間は肩がほとんどこらなかったそうです。

「肩こりが治った!」と喜んでいたそうですが、
日本に帰国してしばらくしたら、また肩こりに悩まされるようになったそうです。

なぜ、日本で生活すると肩がこるのでしょうか?
僕は、日本の社会のあり方が関係しているような気がします

肩こりの原因は「和をもって尊しとなす」精神

日本では個人よりも、家族とか地域とか組織といった「集団」を大切にします
争いや対立を避けて、なるべくみんなと上手くやっていこうという社会です

聖徳太子の十七条憲法にあるように「和をもって尊しとなす」という民族性ですね

このような社会では自分の考え、自分の気持ちを言わずに我慢することがよくあります
言わないだけでなく、自分の気持ちを押さえつけて感じないようにすることすらあります。

これが、こころや体の緊張を生むのですね
そして、その緊張が体に現れたのが肩こりなのです

まぁ、みんながそうやって気を使い合うので日本の社会は争いごとや訴訟の少ない
平和な社会でもあるわけです。

実際に肩がこって辛い人の多くは、周囲の人に気遣いをする優しい「いい人」だったりします
その人のおかげで助かっている人もたくさんいるんだろうな、と思います

その優しさを、周囲の人だけでなく、自分自身にも向けてあげると
もう少し肩もこらなくなるのかもしれませんね

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